
自治体や観光協会、DMO(観光地域づくり法人)、商工会などでデジタルスタンプラリーを活用するケースが増えています。
スマートフォンを活用して地域を巡ってもらうことで、観光客の回遊促進や地域経済の活性化、来訪者の行動データ収集など、さまざまな効果が期待できます。
一方で、「デジタルスタンプラリー」と一言で言っても、システムによって対応できる機能や運用方法は大きく異なります。
例えば、商業施設内の回遊や店舗集客を目的としたスタンプラリーシステムを自治体や観光地向けのイベントで利用しようとすると、必要な機能が不足していたり、広域での運用に適していなかったりする場合があります。
自治体・観光向けのデジタルスタンプラリーでは、地域全体を巡ってもらうための仕組みや、多様な参加者が利用しやすい設計、取得データの活用など、独自の選定ポイントが重要です。
■目次
- デジタルスタンプラリーは「システム選び」で成果が変わる
- 1. GPS・QRコードなど柔軟なスタンプ取得方式に対応しているか
- 2. 大規模・広域イベントでも安定運用できるか
- 3. 参加ハードルが低く、直感的に操作できるか
- 4. 地図(マップ)機能が充実しているか
- 5. スタンプスポット以外の店舗・施設情報を掲載できるか
- 6. クーポン配信や効果測定ができるか
- 7. 参加者データを取得・分析できるか
- 8. 広域観光に対応した達成条件を設定できるか
- 9. クイズ・謎解きなど体験性を高める機能があるか
- 10. 安心して運用できるセキュリティ・サポート体制があるか
- デジタルスタンプラリーシステム選定時のチェックリスト
- まとめ:デジタルスタンプラリーは地域活性化につながる施策
- PKBソリューションのデジタルスタンプラリー
- 相談・お問合せ
デジタルスタンプラリーは「システム選び」で成果が変わる
自治体や観光地でデジタルスタンプラリーを実施する目的は、単純にスタンプを集めてもらうことだけではありません。
周遊率の向上、地域経済の活性化、来訪者の行動データ分析、リピーター獲得など、施策によって達成したい目的は異なります。
そのため、デジタルスタンプラリーシステムを選ぶ際は、単にスタンプを取得できるかだけではなく、地域内を効率的に回遊できる仕組み、不正取得を防ぐ公平性、参加者の行動を把握する分析機能、安心して運用できるセキュリティ対策など、目的に合わせた機能が備わっているかを確認することが重要です。

適切なシステムを選ぶことで、デジタルスタンプラリーは単なるイベントではなく、観光促進や地域活性化につながるマーケティング施策として活用できます。
また、同じ自治体向けのデジタルスタンプラリーでも、広域エリアを巡る観光型イベント、商店街や地域店舗を回遊する施策、特定施設を巡る短期間イベントなど、目的や開催条件によって必要となる機能は異なります。
ここからは、自治体・観光地向けデジタルスタンプラリーシステムを選ぶ際に確認したい10のポイントを解説します。
1. GPS・QRコードなど柔軟なスタンプ取得方式に対応しているか
デジタルスタンプラリーシステムを選ぶ際に、まず確認したいのがスタンプ取得時の認証方式です。
自治体や観光地では、スタンプを設置する場所によって環境が大きく異なります。
◎ スポットごとに最適な認証方式
例えば、
- ・屋外の観光スポット
- ・山間部や自然施設
- ・博物館や資料館などの屋内施設
- ・地下施設
- ・電波が入りにくい場所
など、すべての場所で同じ認証方式が適しているとは限りません。
そのため、スポットごとに最適な取得方式を設定できるシステムを選ぶことが重要です。
| 設置環境 | 適した認証方式 | 活用例 |
|---|---|---|
| 屋外の観光スポット | GPS認証 | 城跡・公園・展望台 |
| 山間部や自然施設 | GPS認証・QRコード認証 | ハイキングコース・自然公園 |
| 博物館や資料館などの屋内施設 | QRコード認証 | 展示施設・観光案内所 |
| 地下施設・電波が届きにくい場所 | QRコード認証・NFC認証 | 地下街・駅施設 |
| 店舗・施設入口 | QRコード認証・NFC認証 | 飲食店・土産店 |
このように、場所の特性に合わせて認証方式を使い分けることで、参加者がスムーズにスタンプを取得でき、周遊時のストレス軽減につながります。
不正参加や不正なスタンプ取得を防止をしたい場合はQRコード+GPS認証方式や、ワンタイムURL発行型NFCタグを選択すると良いでしょう。
◎ GPS認証とQRコード認証を組み合わせるメリット
GPS認証は現地訪問を確認しやすい一方で、建物内や地下施設などでは位置情報の取得が難しい場合があります。
一方、QRコード認証は設置場所を限定できるメリットがありますが、広大な屋外スポットでは設置や管理が難しい場合があります。
そのため、自治体や観光地向けのデジタルスタンプラリーでは、GPS認証とQRコード認証をスポットごとに設定できるシステムがおすすめです。
同じキャンペーン内でも対象スポットの環境によって最適な方式を組み合わせることで、参加者の操作負担を減らすだけでなく、運営側の設置・管理負担の軽減にもつながります。
2. 大規模・広域イベントでも安定運用できるか
自治体や観光地向けのデジタルスタンプラリーでは、参加者数や開催規模に耐えられるサーバー性能・安定性も重要な選定ポイントです。
自治体イベントでは、
- ・数万人規模の参加者が見込まれるイベント
- ・複数の市町村をまたぐ広域スタンプラリー
- ・数百か所のスポットを巡る企画
- ・数か月にわたる長期開催
など、大規模な運用になるケースもあります。
そのため、単に必要な機能が搭載されているかだけではなく、大量アクセスや長期間の利用に耐えられるシステムかを確認することが重要です。
◎ 大量アクセスに耐えられるサーバー環境
デジタルスタンプラリーでは、イベント開始直後やメディア掲載、SNSでの拡散などによって、短時間にアクセスが集中する場合があります。
サーバー性能が不足していると、ページが表示されない、スタンプ取得に時間がかかる、参加登録ができないといったトラブルにつながり、参加者の離脱や運営への問い合わせ増加を招く可能性があります。
そのため、システム選定では、アクセス集中時でも安定して利用できるサーバー環境や運用体制が整っているかを確認しましょう。
確認しておきたいポイントとしては、以下のような項目があります。
| 確認項目 | チェックポイント |
|---|---|
| サーバー環境 | アクセス増加時にも安定稼働できる構成になっているか |
| 同時アクセス対応 | 開催開始時やピーク時の大量アクセスに対応できるか |
| スポット数への対応 | スポット数が増えても表示速度や操作性が低下しないか |
| 障害対策 | 万が一の障害発生時に復旧体制が整っているか |
また、自治体や観光地向けのスタンプラリーでは、事前に参加人数を正確に予測することが難しいケースもあります。
そのため、少人数向けのシステムではなく、参加者数の増加やアクセス変動に柔軟に対応できるシステムを選ぶことが重要です。
◎ 長期間・大規模な運用への対応
自治体や観光地向けのスタンプラリーでは、開催期間が数か月に及ぶこともあります。
また、広域イベントではスポット数が増えることで、地図表示の負荷や管理画面での操作性、蓄積されるデータ量など、システム全体への影響も大きくなります。
そのため、短期間の小規模イベントだけではなく、広域・長期間のキャンペーン運用にも対応できるシステムかを確認しましょう。
安定したシステム環境は、参加者がストレスなくイベントを楽しむためだけでなく、自治体や運営事務局が安心してキャンペーンを実施するためにも欠かせない要素です。
3. 参加ハードルが低く、直感的に操作できるか
自治体や観光地向けのデジタルスタンプラリーでは、子どもからシニア層まで、幅広い年代の方が参加します。
参加者の中にはスマートフォン操作に慣れていない方もいるため、誰でも迷わず利用できる仕組みが重要です。

◎ 参加開始までの手軽さ
システムを選ぶ際は、高機能であることだけではなく、参加までの手順が分かりやすく、直感的に操作できるかを確認しましょう。
特に重要なのが、参加開始までの手軽さです。
専用アプリのインストールが必要な場合、利用開始までの手間が増え、参加をためらう要因になることがあります。そのため、スマートフォンのブラウザだけで参加できるWeb型のシステムは、幅広い層が参加しやすい方式です。
また、QRコードを読み取るだけで参加できる仕組みや、スマートフォンをかざすだけで利用できるNFCタグ、LINEなど普段利用しているサービスと連携した参加方法も、心理的なハードルを下げる効果があります。
◎ 参加後も迷わない操作性
参加後の操作性も重要です。
デザイン性を重視しすぎると、特にシニア層では「どこからスタンプを取得すればよいのか分からない」と迷ってしまう場合があります。
そのため、50代以上の参加者も多い自治体案件では、見た目の美しさだけではなく、スタンプ取得方法や次に向かう場所が直感的に分かるUI設計を優先することが、参加者満足度の向上につながります。
4. 地図(マップ)機能が充実しているか
自治体や観光地向けのデジタルスタンプラリーでは、参加者が地域内をスムーズに周遊できるよう、地図(マップ)機能の使いやすさも重要な選定ポイントです。
観光地では、初めて訪れる参加者も多く、スタンプスポットの場所や現在地、次に向かう場所が分からないことで、周遊を途中で諦めてしまう可能性があります。
そのため、単にスポットを表示するだけではなく、参加者が迷わず目的地へ移動できる仕組みが整っているかを確認しましょう。
◎ 現在地表示やスポット検索の可否
広域観光型のデジタルスタンプラリーでは、参加者が現在どこにいるのかを把握し、周辺のスポットを探せることが重要です。
特に初めて訪れる地域では、「次に行ける場所がどこなのか」「今いる場所から近いスポットはどこなのか」が分かることで、自然な周遊行動につながります。
確認したいポイントは以下の通りです。
| 確認項目 | チェックポイント |
|---|---|
| 現在地表示 | 参加者自身の位置を地図上で確認できるか |
| スポット検索 | 目的のスポットや周辺施設を探しやすいか |
| スポット情報表示 | 営業時間や施設情報などを確認できるか |
◎ スポット数が多くても使いやすいか
自治体や観光地向けのデジタルスタンプラリーでは、登録スポットが多くなるほど地図の使いやすさが重要になります。
スポット数が数十〜数百か所になる場合、すべての情報を一度に表示すると目的の場所を探しにくくなることがあります。そのため、エリアごとの表示切り替え、スポットカテゴリーによる分類、拡大・縮小時の表示調整など、参加者が迷わず利用できる地図設計になっているかを確認しましょう。
◎ ルート案内や周遊促進につながる機能の有無
地図機能は、単に場所を確認するためだけのものではありません。
現在地からスポットまでの移動方法を確認できたり、周辺スポットを発見できたりすることで、参加者の「次の場所へ行ってみよう」という行動を促すことができます。
使いやすい地図機能は、参加者の移動をサポートするだけではなく、訪問スポット数の増加や地域内の回遊促進にもつながる重要な機能です。
5. スタンプスポット以外の店舗・施設情報を掲載できるか
スタンプ取得の対象スポットとして設定するだけでは、地域経済への波及効果は限定的です。
デジタルスタンプラリーを地域活性化につなげるためには、単にスタンプを取得する場所だけではなく、周辺の店舗や施設へ誘導できる仕組みも重要です。
観光地では、スタンプスポットとなる観光施設だけでなく、
- ・飲食店
- ・土産店
- ・カフェ
- ・温泉施設
- ・駐車場
- ・観光案内所
など、地域内のさまざまな場所を訪れてもらうことで、滞在時間の延長や消費機会の増加につながります。
そのため、システムを選ぶ際は、スタンプ取得スポットとは別に、周辺店舗や施設情報を掲載できるかを確認しましょう。
確認したいポイントは以下の通りです。
| 確認項目 | チェックポイント |
|---|---|
| 店舗情報掲載 | 飲食店や土産店などの情報を掲載できるか |
| カテゴリー設定 | ジャンルやエリアごとに検索・分類できるか |
| 施設情報表示 | 営業時間・住所・紹介文などを掲載できるか |
また、スタンプ取得だけを目的にすると、参加者の行動が一部のスポットに偏ってしまう場合があります。
周辺店舗や観光施設を合わせて紹介することで、「次に行く場所」を提案でき、地域全体の回遊促進につながります。
6. クーポン配信や効果測定ができるか
デジタルスタンプラリーを地域活性化につなげるためには、参加者を地域内で回遊させるだけではなく、実際の消費や施策効果を把握できる仕組みも重要です。
そこで有効なのが、店舗や施設ごとに利用できるクーポンを設定・配信する機能です。
例えば、飲食店のサービスやお土産店の割引、観光施設の特典など、各店舗の特徴に合わせたクーポンを提供することで、参加者の立ち寄りや地域内消費を促進できます。
また、店舗ごとに異なるクーポンを設定できれば、参加者の訪問先や目的に合わせた施策を展開でき、特定エリアへの誘導や地域全体の回遊促進にもつながります。
◎ クーポン利用状況を取得・集計できる機能
クーポン機能では、単にクーポンを発行できるだけではなく、実際の利用状況を確認できるかも重要です。
例えば、
・利用回数
・利用率
・店舗ごとの利用状況
などを把握できれば、どの店舗や施策が効果的だったのかを分析できます。
取得したデータは、イベントの効果測定や次回施策の改善、参加店舗への成果報告にも活用できます。
そのため、自治体・観光地向けのデジタルスタンプラリーシステムでは、クーポン配信機能だけではなく、利用実績を確認できる分析機能が備わっているかも確認しましょう。
7. 参加者データを取得・分析できるか
デジタルスタンプラリーの大きな魅力は、参加者の行動データやアンケート情報を取得し、イベントの効果測定や今後の施策改善に活用できることです。
従来の紙スタンプラリーでは、参加人数や達成者数を把握することはできても、「どのスポットを訪問したのか」「どのようなルートで周遊したのか」といった詳細な行動を分析することは困難でした。
一方、デジタルスタンプラリーでは、参加者ごとの行動履歴を管理・分析することで、イベントの成果をより具体的に把握できます。
◎ 行動履歴データを取得・分析
特に重要なのが、参加者ごとの行動履歴を1人1行のデータとして管理・出力できるかという点です。
例えば、以下のようなデータを取得できるシステムであれば、参加者の周遊行動を詳しく分析できます。
| 取得できるデータ | 分析できる内容 |
|---|---|
| 参加日時 | 参加状況や時間帯ごとの利用傾向 |
| 訪問スポット | 人気スポットやエリアごとの集客状況 |
| スタンプ取得時間 | 滞在傾向やスポット利用状況 |
| 滞在順序 | 回遊ルートや周遊傾向 |
| 達成状況 | 達成率や離脱ポイント |
| クーポン利用履歴 | クーポン利用傾向や店舗への送客効果 |
| アンケート回答 | 参加者満足度や改善点の把握 |
また、参加時に取得した年代や居住地、来訪目的などの属性情報と組み合わせることで、「どのような参加者が、どのエリアを訪れているのか」といった詳細な傾向も把握できます。
◎ アンケート機能の柔軟性
参加者の満足度やイベント効果を測定するためには、アンケート機能も重要です。
参加登録時には、年代、性別、居住地、来訪目的、利用交通手段などの属性情報を取得することで、どのような参加者がイベントを利用しているのかを把握できます。
また、イベント達成後に満足度や再訪意向、訪問して良かったスポット、改善点、消費金額などを確認することで、参加者の評価や地域への経済効果を分析できます。
さらに、行動履歴データとアンケート結果を組み合わせることで、「どのような人が、どのスポットを訪れ、どのような体験を得たのか」といった詳細な傾向を把握できます。
取得したデータは、次回イベントの企画改善やスポット設定、観光施策の立案にも活用できるため、デジタルスタンプラリーシステムを選ぶ際は、アンケート機能やデータ分析機能が備わっているかを確認しましょう。
8. 広域観光に対応した達成条件を設定できるか
自治体や観光地向けのデジタルスタンプラリーでは、広域エリアへの周遊を促すために、開催規模や地域特性に合わせた達成条件を設定できるかが重要です。
観光型のスタンプラリーでは、複数の市町村や広いエリアを対象とするケースもあり、対象スポットが数百か所に及ぶこともあります。
◎ 広域エリアでも参加しやすい達成条件
自治体や観光地向けのデジタルスタンプラリーでは、広いエリアを対象とした周遊イベントが多くあります。
しかし、複数の市町村や数十〜数百か所のスポットを巡るイベントでは、すべてのスポットを訪問することを達成条件にすると、参加者の負担が大きくなり、途中離脱につながる可能性があります。
そのため、イベントの目的やエリア特性に合わせて、柔軟な達成条件を設定できるシステムを選ぶことが重要です。
◎ 目的に合わせた達成条件を設定
例えば、
| 達成条件 | 活用例 |
|---|---|
| 一定数以上のスタンプ取得で達成 | 広域エリアを無理なく周遊してもらう |
| 指定エリアごとのスタンプ取得 | 複数地域への回遊を促進する |
| 複数コースから選択 | 観光ルートや興味に合わせた周遊を実現する |
| 特定スポット訪問を条件化 | 重点スポットへの誘導につなげる |
など、イベントの目的に合わせて条件を設定できることで、参加者の行動を効果的に誘導できます。
◎ 地域全体への回遊促進
柔軟な達成条件を設定できれば、特定エリアへの誘導や、普段訪問されにくいスポットへの回遊促進にもつながります。
例えば、人気観光地だけではなく、周辺エリアの施設や店舗を達成条件に含めることで、参加者の行動範囲を広げることができます。
また、エリアごとのスタンプ取得や複数コースの設定などを活用することで、参加者の興味や滞在時間に合わせた周遊ルートを作成できます。
これにより、一部の観光スポットに訪問者が集中することを防ぎ、地域全体への人の流れを生み出すことが可能です。
広域観光型のデジタルスタンプラリーでは、単にスタンプ数を競うだけではなく、「どこへ訪れてもらうか」「どのように地域内を巡ってもらうか」を設計できる仕組みが重要です。
9. クイズ・謎解きなど体験性を高める機能があるか
近年の観光施策では、単にスタンプを集めるだけではなく、参加者が楽しみながら地域の魅力を知ることができる「体験型コンテンツ」の重要性が高まっています。
デジタルスタンプラリーにクイズや謎解き、AR体験などを組み合わせることで、参加者の興味を引き出し、滞在時間の延長やスポットへの訪問促進につなげることができます。
◎ 楽しみながら地域に関する知識を学べる仕組み
例えば、
・地域の歴史や文化に関するクイズ
・各スポットのヒントを集めて進める謎解きラリー
・ARを活用した体験コンテンツ
・ストーリーに沿って地域を巡るイベント
などを取り入れることで、参加者は楽しみながら観光地への理解を深めることができます。
「この城を築いた武将は?」「この神社の創建は?」といった地域に関連した問題を設定することで、教育旅行やファミリー層にも適した観光コンテンツになります。
◎ ゲーム性による周遊促進
ゲーム性を取り入れることで、参加者の収集意欲を高め、滞在時間や訪問スポット数の増加につなげることができます。
| 企画例 | 特徴 |
|---|---|
| すごろくラリー | サイコロを振りながらスポットを巡る |
| 謎解きラリー | 各スポットでヒントを集めてゴールを目指す |
| 脱出ゲーム型イベント | 街全体を舞台にストーリーを進める |
| 街づくり型ラリー | スポット訪問で建物や橋、タワーなどを集める |
| ストーリー型ラリー | 地域の歴史や文化を物語として体験する |
このような仕掛けは、参加者の満足度向上だけではなく、SNSでの話題化や口コミによる情報拡散にもつながります。
そのため、自治体・観光地向けのデジタルスタンプラリーシステムでは、スタンプ取得機能だけではなく、クイズや謎解き、ゲーム性のある企画に対応できるかも確認することが重要です。
10. 安心して運用できるセキュリティ・サポート体制があるか
自治体や観光地向けのデジタルスタンプラリーでは、参加者の氏名やメールアドレスなどの個人情報に加え、アンケート回答や訪問履歴など、重要なデータを取り扱う場合があります。
そのため、システムを選ぶ際は、搭載されている機能だけではなく、取得したデータを安全に管理し、安心して運用できるセキュリティ体制が整っているかを確認することが重要です。
◎ 個人情報管理の認証
デジタルスタンプラリーでは、参加登録情報やアンケート結果など、個人情報を扱うケースがあります。
そのため、個人情報保護に関する第三者認証を取得しているかは、システム選定時の判断材料になります。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| プライバシーマーク(Pマーク) | 個人情報を適切に取り扱う体制が整備されていることを示す認証 |
| ISMS(ISO/IEC 27001) | 情報資産を適切に管理するためのセキュリティ管理体制を示す国際規格 |
特に自治体向けの案件では、入札やプロポーザル時の評価項目として確認されるケースもあります。
◎ Web攻撃や不正アクセスへの対策
デジタルスタンプラリーはWebシステムとして提供されるため、不正アクセスやWeb攻撃への対策も重要です。
確認したい主なセキュリティ機能として、以下があります。
| 対策 | 内容 |
|---|---|
| WAF(Web Application Firewall) | SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティング(XSS)など、Webアプリケーションへの攻撃を検知・防御する |
| IPS(侵入防止システム) | 不審な通信や攻撃を検知し、自動的に遮断する |
| SSL/TLS暗号化 | 通信内容を暗号化し、第三者による情報盗聴を防ぐ |
| 脆弱性診断 | システムの弱点を確認し、安全性を維持する |
特にイベント開始直後やメディア掲載後はアクセスが急増する可能性があるため、通常時だけではなく、負荷が高まった際にも安全に稼働できる環境が重要です。
◎ 管理画面のアクセス制御や操作履歴の管理
デジタルスタンプラリーの管理画面では、参加者情報やイベント設定など重要な情報を扱います。
そのため、参加者向けサイトだけではなく、管理画面へのセキュリティ対策も確認が必要です。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| IPアドレス制限 | 特定の拠点や許可したネットワークからのみ管理画面へアクセスできる |
| 二要素認証(MFA) | ID・パスワード以外の認証を追加し、不正ログインを防止する |
| 操作ログ(監査ログ) | 誰が、いつ、どの操作を行ったかを記録し、監査やトラブル確認に活用できる |
操作ログが取得できれば、不正操作の確認や監査対応、トラブル発生時の原因調査にも活用できます。
◎ トラブル発生時のサポート体制
デジタルスタンプラリーでは、開催期間中のアクセス集中や設定変更、参加者からの問い合わせなど、予期せぬ対応が必要になる場合があります。
そのため、システム提供だけではなく、導入前後やイベント開催中のサポート体制も重要な選定ポイントです。
確認したい項目としては、
・メールだけではなく電話対応にも対応しているか
・開催期間中の問い合わせ窓口があるか
・夜間や休日など緊急時の対応体制があるか
・導入時の設定や運用をサポートしてもらえるか
などが挙げられます。
特に自治体や観光協会などで初めてデジタルスタンプラリーを実施する場合、障害なのか設定ミスなのか原因の判断が難しいケースもあります。
トラブル発生時に相談できるサポート体制が整っていることで、安心してイベント運営を行うことができます。
デジタルスタンプラリーシステム選定時のチェックリスト
デジタルスタンプラリーシステムを選定する際は、「どのような目的で実施するのか」「参加者にどのような体験を提供したいのか」を明確にすることが重要です。
以下では、自治体・観光地・商業施設など、さまざまな用途で確認しておきたい選定ポイントをチェックリスト形式で紹介します。
| チェック項目 | 確認ポイント |
|---|---|
| 01.スタンプ取得方式 | GPS・QRコード・NFCなど、スポットや目的に合わせた柔軟な認証方式に対応できるか |
| 02.サーバー性能・安定運用 | 大規模イベントやアクセス集中、長期間開催でも安定して運用できる環境があるか |
| 03.参加しやすさ・操作性 | スマートフォン操作に不慣れな方や幅広い年代でも、簡単に参加・利用できる設計か |
| 04.地図(マップ)機能 | 現在地表示、スポット検索、ルート案内など、参加者の周遊を支援する機能があるか |
| 05.店舗・施設情報掲載 | スタンプスポット以外の店舗や施設情報を掲載し、地域回遊を促進できるか |
| 06.クーポン配信・利用分析 | 店舗ごとのクーポン設定や利用回数、利用率などの効果測定ができるか |
| 07.参加者データ取得・分析 | 行動履歴、訪問スポット、回遊ルート、アンケート情報などを取得・分析できるか |
| 08.達成条件設定 | 一定数取得、エリア別、複数コースなど広域観光にも対応した条件設定が可能か |
| 09.体験性・ゲーム性 | クイズ、謎解き、AR、ストーリーなど参加者の興味や周遊意欲を高める仕組みがあるか |
| 10.セキュリティ・サポート体制 | Pマーク・ISMS取得、WAF・IPS対応、アクセス制御、操作ログ管理、障害時サポートなど安心して運用できる体制があるか |
まとめ:デジタルスタンプラリーは地域活性化につながる施策
デジタルスタンプラリーは、単にスタンプを集めるだけではなく、地域を巡る楽しさの提供、観光消費の促進、参加者データの取得・分析まで行えるマーケティング施策です。
システムを選定する際は、価格や基本機能だけで判断するのではなく、「どのような体験を提供したいか」「どのような成果につなげたいか」という目的から比較することが重要です。
GPS・QRコードなどの取得方式、地図機能、クーポン配信、行動分析、クイズや謎解きなど、目的に合った機能を備えたシステムを選ぶことで、周遊促進や観光消費の拡大、地域活性化につながるイベントを実現できます。
◎ 開催目的に合わせたシステム選びが重要
デジタルスタンプラリーシステムは、実施する目的や利用シーンによって適した機能が異なります。
自治体や観光地向けの広域周遊型では、地図機能や柔軟な達成条件設定、データ分析機能などが重要です。一方、商業施設向けでは来館促進や購買につながるクーポン機能、短期間イベントでは参加のしやすさや運営の手軽さが重視されます。
そのため、対象者、開催エリア、期間、目的を明確にした上で、自分たちの施策に合ったシステムを選ぶことが大切です。
◎ 自治体・観光地向けでは体験価値がより重要
自治体や観光地向けのデジタルスタンプラリーでは、単純なスポット巡りだけではなく、地域の魅力を体験できる仕組みを取り入れることで、より高い効果が期待できます。
歴史や文化を巡るストーリー型企画、謎解き、ゲーム要素などを組み合わせることで、参加者の滞在時間や周遊スポット数の増加、地域への理解や愛着形成につながります。
PKBソリューションのデジタルスタンプラリー
弊社が提供する「mobile de スタンプラリー」と「Stanlly plus」では、プライバシーマーク、ISMS、ISMSクラウドセキュリティの外部認証を受けており、またWAF、IPS対応もしております。
また、外部第3者機関の脆弱性診断も年に1回受診して最新のセキュリティ対策を実施しております。
安価な「Stanlly plus」でも豊富なスタンプ取得方式が選択でき、地図や店舗クーポン、エリア達成賞、アンケートなどの対応が可能です。
またセミオーダータイプの「mobile de スタンプラリー」であればデザインの自由度が上がることで複雑な仕組みやアニメーション、ギミック的な動きなどへの対応も可能で没入感があるデジタルスタンプラリー構築が行えます。
自治体向け・観光向けであれば、「街づくり」「街独自のオリジナルストーリー」などの企画が相性がいいといえます。
相談・お問合せ
当社では、実際に導入いただいた自治体や商業施設、観光イベントでの事例・実績をご紹介しています。
また、開催イメージを具体的にイメージできる企画書や、デジタルスタンプラリーに関する資料もご用意しています。
もちろん、「まずは相談してみたい」という方も大歓迎です。当社スタッフが目的や条件に応じて、最適なプランをご提案いたします。
企画立案から運用までトータルでサポートし、お客様の様々な企画を実現します。
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