
日本国内では多くのユーザーがLINEを日常的に利用しており、企業や自治体にとってユーザーとの接点を作りやすいコミュニケーション手段の一つとなっています。
普段から広く利用されているLINEを活用することで、参加者が使い慣れた環境からキャンペーンへ参加しやすく、イベントや施策への参加促進につなげることができます。
その施策の一つとして活用されているのが、LINEを活用したデジタルスタンプラリーです。
LINEを活用したスタンプラリーには、
- ・LINEの標準機能を利用する方法
- ・LINEログインを組み合わせたWebスタンプラリー
- ・LINEミニアプリとして提供する方法
など、複数の実現方法があります。
それぞれ導入コストや開発自由度、対応できる機能が異なるため、実施目的や運用方法に合わせた方式選びが重要です。
この記事では、それぞれの特徴やメリット・デメリットを比較し、目的に応じた選び方を解説します。
■目次
LINEを活用したスタンプラリーの特徴
LINEを活用したスタンプラリーとは、多くのユーザーが日常的に利用しているLINEを入口として参加できるデジタルスタンプラリーです。
参加者は、LINEからキャンペーンページへアクセスし、対象スポットを巡りながらスタンプを取得できます。
なおかつ専用アプリのインストールが不要な方式であれば、参加までのハードルを下げやすく、イベントやキャンペーンへの参加促進につながります。
◎ デジタル化による運営効率化とデータ活用
従来の紙台紙を使用したスタンプラリーでは、参加人数の集計や応募状況の確認などに手間がかかる場合がありました。
デジタルスタンプラリーでは、スタンプ取得状況や参加データを管理しやすくなり、参加人数や利用状況の把握、今後の施策改善にも活用できます。
◎ LINEを入口にした参加しやすい導線設計
多くのユーザーが日常的に利用しているLINEを活用することで、参加者は使い慣れた環境からキャンペーンへ参加できます。
専用アプリのインストールや新たなサービスへの登録が不要な方式であれば、参加までの手間を減らし、キャンペーンへの参加ハードルを下げられます。
また、LINE公式アカウントのリッチメニューなどからキャンペーンページへ誘導することで、普段利用しているLINE上からスムーズに参加できる導線設計が可能です。
◎ LINEとの連携による継続的なコミュニケーション
LINEを活用したスタンプラリーでは、スタンプを集める体験だけでなく、参加前後のコミュニケーションにも活用できます。
たとえば、LINE公式アカウントと組み合わせることで、参加者へのお知らせ配信や次回キャンペーンの案内など、継続的な接点づくりにつながります。
また、LINEログインを利用する方式では、参加者情報を管理しやすくなり、会員施策やリピーター向けの取り組みなど、継続的なマーケティング施策にも活用可能です。
このように、LINEを活用したスタンプラリーは、一時的なイベント参加だけでなく、その後の関係構築にもつながる施策です。
LINEを活用したスタンプラリーのメリット・デメリット
このようにLINEを活用したスタンプラリーは、参加者が利用し慣れたLINEを入口にできることや、キャンペーン後も継続的な接点を作れることが大きな特徴です。
一方で、LINEを利用していないユーザーへの対応や、実現したい機能によっては適した方式を選ぶ必要があります。
◎ LINEを活用したスタンプラリーのメリット
◎ LINEを活用したスタンプラリーのデメリット
LINEを活用したスタンプラリーの3つの実現方法
先述の通り、LINEを活用したスタンプラリーには、実現方法によって大きく3つの方式があります。
それぞれ参加方法や開発自由度、対応できる機能、運用方法が異なるため、実施目的やキャンペーン内容に合わせた方式選びが重要です。
◎ LINEを活用したスタンプラリー3方式の比較表
| 比較項目 | LINE標準機能 | LINEログイン | LINEミニアプリ |
|---|---|---|---|
| 動作場所 | LINEアプリ内 | Webブラウザ | LINEアプリ内 |
| 開発コスト | ◎ | ○ | △ |
| 導入スピード | ◎ | ○ | ○ |
| 開発自由度 | △ | ◎ | ○ |
| デザイン自由度 | △ | ◎ | ◎ |
| GPS対応 | △ | ◎ | ◎ |
| オリジナルゲーム | × | ◎ | ◎ |
| アニメーション | × | ◎ | ◎ |
| スタンプ取得情報等の維持 | ◎ | ◎ | ◎ |
| 会員情報との連携 | △ | ◎ | ◎ |
| 外部システム連携 | △ | ◎ | ◎ |
| 将来の拡張性 | △ | ◎ | ◎ |
◎:非常に優れている /○:対応 /△:条件による /×:対応不可
① LINE標準機能を利用する方式
LINEが提供する標準的なキャンペーン機能を利用する方式です。
LINEアプリ内で完結しやすく、シンプルなスタンプラリーを短期間・低コストで実施したい場合に適しています。
【メリット】
- ・LINEだけで参加できる
- ・開発期間が短い
- ・導入コストを抑えられる
- ・LINEとの親和性が高い
【デメリット】
- ・デザインや画面構成の自由度が限られる
- ・複雑な機能やオリジナルコンテンツの追加には向かない
- ・ゲーム要素を取り入れた企画には対応しにくい
- ・外部システムとの連携範囲が限定される
② LINEログインを利用したWeb方式
Webサイト上で動作するスタンプラリーにLINEログインを組み合わせる方式です。
LINEアカウントによる認証を利用することで参加者を管理しやすく、自由なデザインや多様な機能を実現できます。

例:LINEログイン式デジタルスタンプラリー参加フロー図
【メリット】
- ・デザインや画面構成を自由に設計できる
- ・QRコード、GPS、ARなど多様なスタンプ取得方式に対応できる
- ・オリジナルゲームやアニメーションなど体験型コンテンツを追加できる
- ・LINEユーザーIDを活用した参加管理ができる
- ・自治体や会員システムなど外部サービスとの連携が可能
【デメリット】
- ・LINE標準機能を利用する方式と比較して開発コストがかかる
- ・企画内容によって開発期間が必要になる
- ・LINEログインの設定や認証環境の準備が必要
③ LINEミニアプリ方式
LINEアプリ内で動作するミニアプリとしてスタンプラリーを提供する方式です。
LINEとの親和性を維持しながら、自由度の高い機能や継続的な利用を前提とした施策を実現できます。
【メリット】
- ・LINEアプリ内でスムーズに利用できる
- ・LINEログインによる認証をシームレスに利用できる
- ・デザインや機能を柔軟に設計できる
- ・継続的な利用を促す施策に活用しやすい
- ・CRMや会員サービスとの連携に向いている
【デメリット】
- ・LINE標準機能を利用する方式と比較して開発コストがかかる
- ・企画内容によって開発期間が必要になる
- ・LINEミニアプリの仕様や審査などを考慮する必要がある
目的に合わせたLINEを活用したスタンプラリーの選び方
LINEを活用したスタンプラリーには、LINE標準機能を利用する方式、LINEログインを組み合わせたWeb方式、LINEミニアプリ方式など複数の実現方法があります。
それぞれ特徴や対応できる機能が異なるため、「何を目的に実施するのか」を明確にした上で方式を選ぶことが重要です。
| 利用シーン | おすすめ方式 |
|---|---|
| 短期間イベント | LINE標準機能を利用する方式 |
| 観光周遊 | LINEログインを利用したWeb方式 |
| 商業施設 | LINEログインを利用したWeb方式 |
| 自治体キャンペーン | LINEログインを利用したWeb方式 |
| 会員サービス | LINEミニアプリ方式 |
| リピーター施策 | LINEミニアプリ方式 |
◎ 短期間・低コストで実施したい場合
★おすすめ方式:LINE標準機能を利用する方式
シンプルなスタンプラリーを短期間で開催したい場合は、LINE標準機能を利用する方式が適しています。
開発や準備にかかる負担を抑えやすく、短期イベントや簡易的なキャンペーンに向いています。
◎ オリジナル性の高い企画を実施したい場合
★おすすめ方式:LINEログインを利用したWeb方式
参加者が楽しめる体験設計や独自のキャンペーン演出を重視する場合は、LINEログインを利用したWeb方式がおすすめです。
自由なデザイン設計に加え、以下のような仕掛けや演出を組み合わせた企画も実現可能です。
- ・キャラクター育成型スタンプラリー
- ・パズルスタンプラリー
- ・カードコレクションスタンプラリー
- ・AR×IPコンテンツ
- ・ミッション達成型スタンプラリー
◎ 継続的な利用や会員施策につなげたい場合
★おすすめ方式:LINEミニアプリ方式
LINEを活用した会員サービスやリピーター施策を検討している場合は、LINEミニアプリ方式が適しています。
年間を通じたサービス提供やCRM施策など、継続的なコミュニケーションを重視する取り組みに向いています。
LINEを活用したスタンプラリーの企画例
企画例①:古民家の暮らし体験スタンプラリー

参加登録の際にLINEの友だち追加を必須とすることで、LINE友だちの増加に繋がります。
対象スポットへの訪問のほか、ワークショップへの参加・薪割や焚火など、古民家での体験や交流を通じて、参加者と地域の関係が深まり、“観光の持続化”を促進し、参加者の「興味」を「趣味化」させることでリピーターの獲得につながります。
▽企画書のお取り寄せはこちらから
https://www.pkbsolution.co.jp/stamprally/plan29443.html
企画例②:脱炭素クイズラリー

対象スポットで出題されるクイズで正解するとスタンプを取得できます。
クイズの難易度別に賞品を設定でき、賞品を地域限定の紙クーポンにすることで地域へ足を運んでもらうきっかけになるほか、イベントへの参加率向上を促します。
参加登録の際にLINEの友だち追加をしてもらうことで、イベント終了後の情報発信や次回以降の開催に活用できます。
▽企画書のお取り寄せはこちらから
https://stanlly-plus.jp/plan_request.html?plan_request23582
まとめ
LINEを活用したスタンプラリーには、それぞれ異なる特徴があります。
- ・LINE標準機能を利用する方式
手軽・低コストで短期間のキャンペーンを実施したい方向け - ・LINEログインを利用したWeb方式
自由度の高い企画や参加体験の向上を重視する方向け - ・LINEミニアプリ方式
継続利用や会員サービス、CRM施策を重視する方向け
LINEを活用したスタンプラリーを成功させるには、イベントの規模だけでなく、目的や必要な機能に合わせて適切な方式を選ぶことが重要です。
参加しやすい導線づくりや、デジタルならではの体験設計を取り入れることで、集客や回遊促進、継続的なコミュニケーションにつなげることができます。
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